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地域猫活動

私達の取り組みの中で一番力を入れているのが 『地域猫活動』 です。

地域猫の考え方 その1 『1世代飼育』 

 捨て猫が多い徳島では、もちろん野良猫もたくさん生息しています。
 猫は年に3〜4回の発情期を迎えます。
 1度の出産で約4匹の猫が産まれます。
 
 

 ちょっと見難い図ですが、1年間で3度出産すると考えて、産まれてくる猫はオス2匹、メス2匹。

 生まれた子猫も6ヵ月後に出産すると考えてみました。
 これで、1年間で30匹です。もちろん、出産しない場合や死んでしまうこともありますが・・・
 2匹だけでこの状態です。どれだけ猫が増えていくかは想像できると思います。

 もしも、街に野良猫が増えすぎたら・・・
 ○餌やりによるゴミの増加/餌不足によるゴミ荒らし
 ○糞尿による悪臭
 ○鳴き声などの騒音
 ○引っ掻きなどによる人間の怪我/猫の怪我・病気の集団感染
 ○猫の交通事故(道路に猫の死体)
 こんな街は嫌ですよね。
 
 猫好きな人はお世話だけでも大忙し、道路に飛び出す猫や、
 猫同士のケンカ、怪我、病気など・・・心配で気が気じゃなくなりますよね?
 
 猫嫌いの人からすると、ゴミは荒らされ、匂いは気になり、
 さかりの時期は夜中にニャーニャー・・・ストレスのかかる毎日となってしまいます。

 しかし、「全て保健所で処分してしまえ!!」では、命あるものとして酷い話です。

 そこで、まず避妊・去勢を行って1世代飼育をしようというルールが重要です。
 無作為な繁殖を防ぐ=今以上に不幸な動物を増やさない
 地域猫活動の中で非常に重要なポイントです。


 片耳の先が何かにかじられたように欠けている猫を見たことありませんか?
 それは「Vカット」と呼ばれ、「避妊・去勢しています」というマークです。



地域猫の考え方 その2 『共存のためのルール』 

 1世代飼育といっても、現状で外にいる猫の数はかなりの数です。
 その猫たちが、生息している地域で人間と共存できるようになることが地域猫の目標です。

 人間同士でもルール(マナー)があるように、
 共存をするためには人間と猫の間でのルールが重要です。
 と言っても、猫に「これを守ってよ」と伝えても理解はできません。
 猫のお世話をする人と、しない人・・・
 極端に言い換えると、猫好きな人と猫嫌いな人の間でルールを設けようということになります。

 ○飼っている動物は責任を持って終生飼育をする
  ⇒捨て猫による外猫の増加を防がなければ活動は成り立ちません。
   捨て猫は犯罪です!!

 ○適正な飼育環境を整える
  ⇒餌の場所やトイレの場所などを定めることで、問題行動を減少できます。
   餌やり場やトイレの清掃なども重要です。

 ○繁殖を制限する
  ⇒先に述べた1世代飼育です。管理できないほどに増えすぎた場合は
   処分するしかなくなってしまいます。

 ○動物愛護法を守る
  ⇒捨てるだけでなく、殺したり、衰弱させたりすることも愛護法違反です。
   動物虐待をなくしましょう!!

 このようなルールの中で、人間と外猫が共存できる環境を作ることが地域猫活動です。
 猫好きな人も、猫嫌いな人もお互いにルールを守ることがポイントです。

 猫好きな人が「私は避妊や去勢はしたくない」と、一つのルールを破ったとします。
 猫嫌いな人にとっては、「地域猫とか言って、野良猫が増えてるじゃないか!!」と怒ります。
 我慢できなくなり「処分だ!!」となった時に、今度は人間同士のトラブルが発生します。

 それでは地域猫は実現できません。
 地域猫は猫好きな人のためだけの、猫を守る為だけの活動ではありません。
 猫が嫌いな人でもストレス無く共存できるようにする為の活動です。

 その為には、猫嫌いな人でも納得できるような、猫好きな人たちの行動が重要です。
 その地域住人の話し合い・チームワークも重要になります。
 
 問題が発生した時には、お互いに話し合って解決していく努力が必要です。
 「話しても無駄!!」という考え方は無くしましょう。
 


地域猫の考え方 その3 『行政の協力』 

 地域ぐるみの活動となりますので、地域住人だけの協力ではなく、行政の協力も必要です。
 猫の飼育をするということは、費用が発生します。
 餌代くらいは、猫好きな人同士の協力で何とかなるかもしれません。
 しかし、避妊・去勢や病気が発生した際の治療費などを考えると、
 必要な費用はどんどんと増えてきます。

 すでに地域猫活動が実施されている地域では、
 その市や区の行政の担当部署から、助成金が出ているところもあります。
 
 もちろん、そういった地域では、
 行政が「認定」できるくらいに地域猫活動が形成されています。

 
 行政も「できる限り動物の処分数は減らしたい」と思っています。(そのはずです・・・)
 しかし、現状では積極的に行政が地域猫活動を推進はしていません。

 私達は、地域猫のモデル地域を作り、行政に対しての協力の申請をしています。
 徳島の行政には、もっと積極的な協力を望みます。



徳島での地域猫活動の現状 


 今までになかった文化を形成するのは、非常に難しいことです。
 地域猫活動のモデル地域を作り、行政に申請できるように活動をしていますが、
 なかなか軌道にはのれません。
 
 それでも、少しずつ前進はしています。やっと、行政も動き始めた状態です。
 私達にできることは、これからも地域猫活動の実現に向けて、
 各方面に呼びかけを続けることと、外猫たちの避妊・去勢を行うことです。



地域猫活動は猫を増やすための活動ではありません。




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